about linen - vol.1


リトアニアリネンって何?麻って何?よく頂くご質問。

リネンの出来るまで、リネンの良さを知って頂くために数回にわたってお届けします。


リネンとは亜麻(あま)のこと。一般的に麻と呼ばれるものにはヘンプはジュード、ラミーなどさまざま。

Faux & Cachet Inc.で取り扱う麻はリネンと呼ばれるものです。

 

フラックスの花

 

リネンとは亜麻(あま)のこと。

リネンとはフラックスという一年草の靭皮(じんぴ)から

穫った繊維のことです。

フラックスは6月頃に咲く白や紫がかったブルーの

2〜3cmくらいの小さな花を付けます。

朝に咲いて、午後には散ってしまいます。

成長すると1m程の高さになります。

7月上旬に訪れた際も少しフラックスの開花には遅かったようです。

 

フラックス畑

 

フラックスはぐんぐん成長します。

土地の栄養分を吸収するので、次の年から6年程度その畑は休ませるとか。

その期間は他の作物を育てるそうです。

ちなみにこの畑の写真左側のお隣さんもトウモロコシを栽培中。

フラックスって、すごい生命力ですね。



これはフラックスの花が散った後です。このボール状の中に種が入っています。

そして、乾燥させたものはこんな風になります。

乾燥したボールの中には小さな種が入っています。

このフラックスの種はリネンシードと呼ばれ、ペンキや薬、

食用オイルなど様々に使うことが出来る賢い植物なのです。



これはフラックスから作った保湿クリームとヘアコンディショナーです。

昔からリトアニアの女性のコスメとして使われています。

使い心地はふつうでした。

下の写真の左側の青い箱にはフラックスの種を粉にしたもの、

水に溶かして(溶けませんが)飲むと体にいいそうです。

味はありません。

右はリネンオイル。これもサラダに使ったりと普通のオイルと

同じ様に使えます。クセの無いさらっとしたオイルです。



こちらのリネンは工場の社長宅のお庭に咲いたフラックスの花です。

ある日突然咲いたらしいのです。

どこからか種が飛んで来て咲いたのだとか。

フラックスの生命力を感じます。

ちなみに工場に行った際は、いつもホームステイさせて頂きます。バルト海に面したパランガという避暑地のセカンドハウスです。

とにかくステキなお宅です。どこのホテルよりくつろぐ滞在地です。